「アプリ入れていただいたら、次回使えるポイントたまりますよ」
「登録は無料でできますよ」
よくある、このやり取り・・・あまり好きではありません。決して店員さんが悪いというわけではなくて、それはマニュアルで指定されていることなので仕方がないとは理解してはいます。しかし私にとっては「無料だから」にそんなにメリットがあると感じないので、「そう言われても・・・」ともやもやします。
ポイントカードの代わりに増えるアプリ
少し前までは、ポイントカード全盛期みたいな時期があって、あっちでもこっちでもポイントカードをつくっているとどんどん増えていって、財布がパンパン、カードの分類に手間がかかる。それなら、もうポイントカードはつくらない!と制限をしていた方も多いのではないでしょうか?
それが、最近はスマホにアプリというパターンがかなり増えました。物理的にモノが増えていくわけではないので「かさばらないし、いいか」とすすめられた時に登録するハードルが下がったように感じていました。
でもそれが、どんどん自分の時間を奪っている、と気がつきました。そしてそもそも数百円のポイントをもらってポイントが失効するまでに本当にその店に行くのかというと、全然行っていませんでした。
アプリを登録することで、奪われている時間
私は最近、1年の中で3回目にそのお店にいったらアプリ登録をしても良いと決めました。
継続的に行くことがわかっている場合には、コツコツと確実に恩恵を受けられるので登録します。もしくは、自分が好きなブランドはアプリをいれています。たまたま今日入っただけのお店で、「会員登録したら無料でプレゼントします」とか「本日登録で500円値引きです」だとアプリを入れません。
理由は「無料でくれるプレゼント」と「500円」によりその後の膨大な時間を、差し出すことになる可能性が高いからです。
まずその場で会員登録のために時間が取られます。5分程度でしょうか、でもその時に他のお客さんがいたりすると、レジでの対応は後回しになり、待ち時間が発生します。
その後は登録したメールアドレスにメールが来たり、アプリが通知を送ってきたりします。アプリは消せば通知はこなくなりますが、メールマガジンは配信停止にしない限りきます。メールマガジンの文章というのは欲を刺激するような内容をよく考えられて作られています。マーケティングですね。そこから購入に結びつけようと企業は必死なのです。そういうものを「完全に無視する」というのは、なかなか難しいもので、自分にメリットのありそうなタイトルのついたメールはついつい読んでしまったりすると、そこに時間がとられてしまいます。
メールマガジンの配信を停止するのは、結構面倒臭い
必要なメールもあるので「メールボックスを見に行く」という行為をゼロにすることはできません。不要なメールをこないようにするしかないのですが、メールマガジンの配信停止、会員登録の解除は案外めんどうくさいですが、時間を確保してそれをしてしまうとものすごく日々が快適になりました。
私の場合、アパレル関連の DMが 以前はたくさんメールボックスに届いていました。それらを全て解除をしました。するとメールのチェックにかかる時間がとても減りました。どうして減ったかというと、これまではそういうメールに物欲を刺激されて、そこから洋服などを調べて、ダラダラと調べ物をしていたのです。実は私はメールを見るから新しい洋服が欲しくなって、それを調べることに時間を費やして、結局「あれ、これ本当にいるのかな?」となるループにいただけだったということが明らかになりました。
「LINEに登録すると初回サービスは無料」それ本当にうけたいサービスなの?
実店舗での買い物やポイント制度だけれはありません。「LINE に登録していただくと無料で資料を配布します」とか「無料で初回サービスをプレゼントします」というものもあります。
本当にそのサービスを受けてみたいから LINE に登録している、メリットを感じているから登録しているのであれば良いと思います?「無料だから」とか「お得そう」とか「やったら良さそう」とか、そういうものをどんどん追加していくと実は自分の時間がどんどん奪われている。そのことに気付いておかなければ、どんどん自分の時間は奪われていきます。
買い物をするときに「時間」の要素を入れてみる
何かを買う時や、サービスを受ける時に「値段」を気にする人は多いと思います。でも、実は「値段」よりも「時間」のことを意識した方が、自分の課題を解決しやすいと思います。
ぜひ、何かを買うときに「時間」も意識してみてくださいね。