私も「自分のことがよく分からないな」と結構な頻度で思っている一人です。
最近これについて自分なりの答え(のようなもの)が見つかりました。
自分のことが分からないのではなくて、「自分のこと」を決めることが出来ていないのです。
「自分のこと」は自分が決めている
例えば他の人が「あなたは優しい」と言ってくれた時、「いや、私は全然優しくない」と思う。それはつまり、「自分が思う自分」と「他の人が考えている自分」に差があるということです。
この時に
「あれ、私って本当は優しいのかもしれないな」と思うか
「そんなこと言われても。私は全然優しくないのに」と思うのか。
これ、実は自分で選んでいるのです。
ということは、つまり自分がどういう人間なのかを、決めているのは自分自身であって、他人ではないということになります。
スティーブン・R・コヴィーさんの書いた「7つの習慣」という超有名な本を読んだ時に一番最初に感動した一節がこちら。
刺激と反応の間には選択の自由がある
スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣」より
事実は変えられないんだけど、それについて自分がどう受け取り、どう考えるのかは自由だということ。
7つの習慣はこちら↓
こちらも分かりやすくておすすめ↓
子どもが忙しい朝、牛乳を派手にこぼしたって、それにカーッとなって怒るのか、ただ現実を受け止めて片付けるのか。それも自分の選択次第なのですね。(非常に難しい問題)
「何となくわかるけど、難しい」のは長年練習をしてきたから
本を読んで理解はしているつもりでも、最初に書いた通り、私はしょっちゅう「自分のこと」がよく分からなくなります。
何かを決める時に「他の人が自分をどう判断するか」を、私はこどもの頃から意識しながら長い間過ごしてきました。その癖をいきなりキッパリ止める事は出来なくて、今もたまに何か自分で選択をした後で「これは私の本当の気持ちだったのだろうか」とグルグル考えてしまう。
でもよく考えたらそりゃそうですよね。長い間「他の人が自分をどう判断するか」を意識してきた、つまり毎日そのことを一生懸命練習してきたようなものです。だからいきなりキッパリ全てを手放すのは簡単なわけがないのです。
「自分自身のこうしたい」という考えと「他の人の考え(ただの可能性)」を切り離して考えることが、まだまだ出来てない時もあるな、と気付きながら日々を過ごしております。
ストレングスファインダーで自分を知る
私はワーママはるさんのVoicyからストレングスファインダーを知りました。
ストレングスファインダーとは、人の持つ資質を34に定義をして、その人の傾向として明らかにし、自分の能力の活かし方を考えるためのツールです。
自分の考え方や行動の仕方の傾向を、テストを受ける事で客観的に見える化してくれます。
こちらの本には上位5位の資質を出すテストを受けるためのコードが無料でついてきます。資質についての知識を深めて、さらにテストを受けられるので本を購入することをオススメします。
私は上位5位の資質だけではなくて、全てを知りたかったので全ての資質を出しました。
その上で、ストレングスファインダーについて知識をお持ちの方に個別診断もしていただきました。
これらをやってみて良かったのは、自分の言動の理由を客観的に見ることができ、理解できるようになったことです。「自分を知ること」について他の人や、ツールの助けを借りることで、客観的にしかも割とポジティブに物事を捉えやすくなるということがわかりました。
これも事実は一つ(自分という存在は一つ)だけど、自分をどうやって理解するかで、ポジティブになるのか、落ち込んでしまうのかを選択しているということなんじゃないか?と思ったりもしました。
自分を知って、損することはない
「自分のことが分からない」「自分のことをもっと知りたい」と思うのは、もっと成長したいということの証だと思います。
そのための第一歩として、ストレングスファインダーを受けてみてはいかがでしょう。
同じように感じている方の背中を少しでも押せれば、と思っています。